院長よりごあいさつ
現代の医療に求められるのは、診断・治療だけでなく治らない病気を抱えた人々を支えること
医療の大きな目的の一つは当たり前ですが病気の診断・治療です。治療可能な病気は今でもこれが大切であることは論を待ちません。しかし、超高齢社会を迎えた現代の日本では治らない(治りきらない)病気も多くなりました。現代の医療に求められる役割は、診断・治療に加えて、治らない病気を抱えて生活する人々を支えることにあります。病気を治す場合はその目標は明確ですが、生活を支える場合の目標は人それぞれです。人それぞれの人生観やライフスタイルを持って生活をしているからです。
医療・介護も含めた真の意味での地域の「かかりつけ医」となりたい
あいち診療所野並では単に病気を診断して薬を処方するだけではなく、生活を支えることを重視して診療しています。したがって同じ病気であってもAさんとBさんでは全く異なるアプローチとなることもあれば、薬よりも介護サービスが必要となればそのお手伝いもします。なんでも相談できて、医療・介護も含めて対応できる、真の意味での地域の「かかりつけ医」となりたいと考えています。
当院はおよそ30年前に「地域で暮らし続ける」を支えるために現理事長を中心に在宅医療を行う診療所として設立されました。在宅医療・高齢者医療という言葉すら一般には知られていない時代から、治らない病気と付き合う方々を支えることを目標としてきました。医師をはじめ高齢者医療・在宅医療に関して経験豊富なスタッフが皆様をお待ちしております。