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医療法人 あいち診療会 あいち診療所 野並

内科・小児科・在宅医療

親の介護が必要になる前に

親の介護が必要になる前に

親の介護が必要な時期、ケースとは?

いつまでも親には元気でいてほしいという願いは皆さんお持ちでしょう。
親御さんも子供に心配かけずに元気で暮らしたいと考えています。
しかし、75歳を過ぎた頃から病気やけがによって介護が必要になるリスクが高くなると言われています。
では、どのようなきっかけでそろそろ親の「介護」について考えるのでしょうか?いくつか挙げさせていただきました。

  1. 食欲が減って痩せてきている
  2. 約束を忘れる、同じことを何度も聞くようになる
  3. 探し物や無くしものが多くなり、部屋が散らかっている
  4. 些細なことで怒りやすくなった

健康や生活の様子が以前とちがう、かわってきたなと感じた時は年齢のせいと先送りにせず、相談を開始するには良い時期だと考えます。
地域の包括支援センターや居宅介護支援事業所には介護保険について相談できるケアマネジャーがいます。介護申請のお手伝いや高齢者向けの地域のサービスの紹介を行っています。

介護の申請には医師の意見書が必須。通院に同席し相談する機会にも。

また、健康に関してはかかりつけ医が相談窓口です。介護申請の際には医師に意見書を作成していただくことが必須になっていますので、親御さんの様子について気になることがあればご相談されることをおすすめします。これまでは親御さん1人で受診していたところを、一緒に診察室に入って診察の様子を見ていただくことも良いかもしれません。何回か同席されると心配事や相談が出てきたときに相談しやすくなると思います。
早期に介護サービスを利用することで、要介護状態になることを予防でき、ご本人の望む生活を続けることができます。日頃から将来の暮らしについて親御さんとお話しする機会を作ってみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

野村 秀樹
野村 秀樹あいち診療所野並 院長
認知症や多疾患をもつ高齢者など高齢者医療を専門としながら小児から生活習慣病をはじめ内科一般にまで対応。地域で暮らし続けるために家族関係や諸制度なども視野にいれた医療を実践している。

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