食べることや話すために必要なお口の機能や飲みこみについて講演を行いました

講演名:令和5年度難病のつどい
「お口の機能についての講話と実技~言語聴覚士・管理栄養士を囲んでの交流会~」
開催日:令和5年11月15日
開催場所:天白保健センター
講師:言語聴覚士 大竹功剛

地域で働く言語聴覚士としてお口の機能や飲み込みの機能についての講演依頼があり、講師としてお話しをさせていただきました。

この講演会は難病といわれている疾患の当事者の方や、そのご家族を対象としている講演会です。
食べることや人と話すことは日々の楽しみの1つであると思います。しかし、難病の方の多くはお口の機能や飲み込みの機能の低下により話すことや食べることに困り感を抱えている場合が多く、その悩みを誰に相談すればよいか分からないという方も多いです。そのような背景もあり、今回「お口の機能についての講話」をさせていただきました。

話す時・食べる時にどのような仕組みでお口やノドの部分が動いているのか・誤嚥や誤嚥性肺炎について・また誤嚥予防やお口の機能低下を予防するための自主トレーニングについてお話をさせていただき、来場者の方は熱心に聞いてくださっていました。管理栄養士も交えた交流会もあり、手軽に栄養を摂取することができる食品や飲み込みやすくするレシピの紹介など、日々の食事の中で役立つ情報が盛りだくさんでした。
参加された方には当事者の方・ご家族どちらもいらっしゃり、知らなかった事が知れた・飲み込みについて詳しく知ることができた等の感想をいただきました。

次回は令和6年11月中頃を予定しており、今回同様にお口の機能や飲み込みの機能についてお話をさせていただく予定となっています。

当院では言語聴覚士による外来訓練を行なっており、食べることや話すことに関してのご相談も受けております(※
現在言語外来による訓練の新規受付は中止しております)。また、当法人の事業所の1つである「のなみ訪問看護ステーション」からの訪問リハビリテーションでは直接ご自宅にお伺いし飲み込みの相談や訓練などを実施することができます。ムセることが増えた・上手く飲み込めないことが多い、最近喋りにくくなっている気がする等困ったことや気になることがあるという方は当院の言語聴覚士までお気軽にご相談ください。

 

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