健康寿命の延長を
自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、女性は約 年も短いといわれています。。これは支援や介護を必要とするなど、健康上の問題で日常生活に制限のある期間が平均で9~ 年もあるということです。介護を受けたいと思う人はいないはずです。
みんな知らない社会参加の大切さ
健康寿命を延長するために「適度な運動」 「十分な休養や睡眠」「バランスの良い食事」が大切だと持っている人が多い反面、「友人や家族など人との交流」「仕事やボランティアで役割を持つこと」は重要視されていないことが厚生労働省の調査で分かっています。(図1)
介護予防は社会参加から
最近の調査で様々なグループに参加しているかどうかで要介護になるかならなかが大きく異なることが分かってきました。参加組織の種類が多いほど要介護になりにくいのです。 (図2)
あいち診療所は皆様の健康の一助にと、皆様がいろいろな活動に参加しやすくなるような取り組みを開始します。まずは皆様がどの程度様々な活動に参加されているか、この地域でどのような活動が行われているのかなどを調査し、皆様に情報提供をしようと思います。この目的でアンケート調査を行いますのでご協力ください。 (理事長 畑 恒土)
私が大切にしていること
調理師:小橋 紀之
私が仕事をする上で大切にしていることは、調理師として利用者様の生活の一部である食事を美味しく食べてもらい笑顔になってもらうことです。
利用者一人一人好みがあり食形態や食事量も違うので少しでも利用者様に寄り添い「美味しい」「楽しい」という言葉を頂けるように、そのために五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)全てにおいて楽しめる食事を(食材の色艶や盛り付けを目で味わい、一人で食べる食事ではなく利用者様同士の声や会話を聞き、調味料や出汁の匂いを嗅ぎ、多種多様な味を味わい、利用者様の状態に寄り添った料理の感触に)心掛けて日々の食事が楽しめるように、その為には他業種の方と連携し一枚岩となって一人一人の利用者様に優しさと真心の気持ちを、そして笑顔になってもらえるようにこれからも仕事に取り組んでいきたいと思います。
総務課:吉田 憲重
昨今はオンラインで何かをすることが身近になっていますが、SNS等で自分の事を伝える時には十分な注意が必要です。真名(本名)と誕生日を悪い魔法使いに知られたら操られてしまう…というのは30年前ならおとぎ話の世界の話ですが、今の世の中では洒落になってないということはご存知かと思います。自分の大切な情報は本当に信頼している相手以外に軽々しく伝えてはいけません。
もう一つ別の角度から、言霊って知っていますか?口から発した言葉には霊(魂)が宿って本当の事になってしまう、という軽々しく言葉を発することを戒めた迷信ですが、この言葉に宿った魂は何処から来た物か考えたことはありますか?実は言葉を発した人の魂です。他人に伝えたい事が心の内から溢れて出てしまっている分には問題ありませんが、例えば日々の出来事や思ったこと、感じたことを半ば義務的にネットに上げ続けるといった行為は、自分の魂を少しずつ切り売りすることと同じです。長く続けてしまうと自分の中身が空っぽになり何も言う事が出来なくなる恐れがあります。日記は自分が見る為だけに鍵を掛けておく昔のやり方が正しかったと言えます。
私は仕事上、利用者様や職員の情報を確認できる立場にありますが、知り得た情報を拡散しないことを「大切に」守っています。
管理栄養士:安藤 満里
私は、『食事は楽しくて美味しい。と思ってもらう』ことを大切にしています。
時間が来たからただ食べる。時間がないから何か口に入れておこう。では、機械的で味気なく楽しくありません。管理栄養士に相談すると食事制限されるだけと思われることがあります。食事制限を嫌々始めて身体に良い栄養がとれても、ストレスを感じてしまいそうです。毎日の食事だからこそ、楽しいな。美味しいな。と思っていただきたいと思っています。
人は、各々決まった生活習慣や食事の歴史(昔からの食べ方、味付け、好き嫌いなどのくせ)があります。栄養相談の際は、理想論ではなくそういった内容をベースに、無理なく美味しく栄養の改善ができるよう、お伝えできるように心掛けています。在宅で調理実習する場合も、冷蔵庫にある食材をどう組合わせて料理すれば、栄養がとれて美味しく食べてもらえるか、を考えて一緒に作ります。簡単だね、続けられそうと言ってもらえることがやりがいになります。
日常に当たり前にある食事の事、改めて聞く事でもないかという些細な事でも、気軽にお声を掛けて頂けたら幸いです。
イベント紹介
通所リハビリ
憩いの学校
管理栄養士よりお便り
冬場の血圧上昇
寒くなると体温を逃がさないように血管を収縮させるため、血圧が高くなりがちです。高血圧の方は、心筋梗塞や脳卒中の予防のため特に注意が必要です。寒暖差がないように事前に部屋を暖めたり、寒い場所に出る際は上着を着て身体を温める事が有効です。また、便秘の排便時にも血圧上昇がみられます。野菜沢山の鍋で食物繊維を摂り、便秘予防と身体を温めましょう。香味野菜や香辛料を使い、減塩にも心掛けましょう。
広報部より
新型コロナウイルスの猛威も第3波となり、生活を送ることもより一層意識しなければならなくなりました。『with コロナ』と言われるように、正しい知識を持って感染予防に努めましょう。
さて、あいち診療会では2020年3月に広報部を発足し、フェイスブックに加えて、インスタグラムやツイッターといったSNSを始めました。『SNSなんてよくわからない…』という方も、知っていそうな方に『SNSやってみたいんだけど』と声をかけてみてください。
こういったことがコミュニケーションのきっかけになるかもしれません。この機会にぜひ始めてあいち診療会のフォローをお願いします。